今日は4月1日、みなが胸を躍らす新年度であり
嘘をついてよい、というエイプリルフールの日ですね。


嘘をついてよいとは穏やかではありませんが
せっかくなので今日はその「四月馬鹿」の本当の意味を
調べてみましたので、お伝えしたいと思います。



そもそもエイプリルフールの始まりはギリシャ神話まで遡ります。
プセウドスは真実の神であり大いなる中立の神でもあるフクマトの第二子として誕生しました。小さな頃から聡明で正直な子どもでしたが、その秀でた能力は当然周りの嫉妬を買ってしまい、妬んだ学友たちは執拗ないじめをはじめ、ある日プセウドスが大切にしていたフクマトの鏡(のちの真実の鏡)にひびを入れてしまいます。

フクマトは大いに怒り、学友たちに罰を与え、その全てから脳みそをすべて吸い取ってしまいました。彼らは何も考えることができなくなってしまい、プセウドスのいうことを全て信じるようになってしまうのです。
プセウドスはチャンスだと考えました。今まで自分に与えた仕打ちを彼らに返す、いや、それ以上の苦痛を与えてやろうとしたのです。

「北の森の先にある崖に、一輪だけ咲いた花がある。その花を煎じて飲むと永遠に若いままでいられる」とプセウドスは学友に囁きました。彼らはそれを疑うことなく森に向かい、ひとりは獣に食われ、ひとりは迷って餓死し、ひとりは崖から落ち、一人残らず無残な形で死んでしまったのです。

頭のよかったプセウドスはこれを「神の力」とし、自分は「嘘の神」と名乗るようになりました。「真実の神」を父に持つ「嘘の神」。この時期から、プセウドスに仇する者はすべて巧みな嘘の力で不幸になっていきました。あろうことか、父のフクマトすらこれに加担していたのです。


ある日、フクマトの父にあたる大気の神、ウーマスがこのことを知り、死を司る神でもあるフクマトと人々を不幸に陥れるプセウドスに対し激しい怒りを見せました。それもそのはず、神である二人が人々を陥れるなど良かろうはずもありません。
ウーマスはフクマトとプセウドスの二人から神の力を剥奪し、故郷の奥底にある洞穴で暮らすことを強いました。力を封じられた二人は普通の親子となり、畑を耕して真面目に生きることにしました。

しかし、神として過ごしていた二人が人間として一生を終えるのはあまりに不憫に思ったウーマスは、人間のためになるようなことであればという条件で、年に一度だけ、力を使うことを許しました。
心を入れ替えた二人は力を合わせ、腐った草を殺して生まれ変わらせたり、残酷な真実を受け入れられない人間にほんの些細な嘘をついて生きる力を与えたりとし、再び正しい神として年に一度、グレゴリオ暦開始から三ッ月経った4月の1日だけ、人々に光を与え続けるのでした。
それが4月1日、エイプリルフールの起源と言われています。












嘘です。
むかしむかし、ある村に、心のやさしい浦島太郎というカードゲーマーがいました。
浦島は毎日すごいつりざおでトラッシュから魚をレスキューして
朝から晩までジムバトル漬けの酒池肉林の毎日を過ごしていました。

ある日浦島がカードショップ「海辺」を通りかかると、
子どもたちが大きなカメックスURをシングルで買い叩いていました。
浦島はたまらず宣言。
「おやおや、かわいそうに、逃がしておやりよ。カードショップでのマナーがこうも悪いと我々カードゲーマーの評判がまた一段と下がる」
「いやだよ。おらたちが、やっと捕まえたんだもの。どうしようと、おらたちの勝手だろ」
見ると店員は涙をハラハラとこぼしながら、浦島を見つめています。
浦島はお金を取り出すと、子どもたちに差し出して言いました。
「それでは、このお金をあげるから、おじさんにカメを売っておくれ」
「文言が辛い。でも、それならいいよ。少し足らないからテテフも頂戴」
こうして浦島は、子どもたちからカメックスUR(レギュ落ち)を受け取ると、
「大丈夫かい? もう、捕まるんじゃないよ」
と、カメをそっと、カードストレージの中へ逃がしてやりました。


さて、それから二、三日たったある日の事、
浦島が海に出かけてトラッシュを相手にバレないように漁っていると、
「……浦島さん、……浦島さん」
と、誰かが呼ぶ声がします。
「おや? 誰が呼んでいるのだろう?」
「わたしですよ」
 すると海の上に、ひょっこりと店員が頭を出して言いました。
「このあいだは助けていただいて、ありがとうございました」
「いや、あなたではないですが」
「はい、おかげで命が助かりました。ところで浦島さんは、竜宮(りゅうぐう)へ行った事がありますか?」
「竜宮? さあ? 竜宮って、どこにあるんだい?」
「海の底です」
「えっ? 海の底へなんか、行けるのかい?」
「はい。募集開始日に締め切りですが、厳選な抽選です。
わたしがお連れしましょう。さあ、背中へ乗ってください」
「いやですよ…店員さん、僕を乗せてどうするんですか?」
「スペースの料金は1パック以上の購入か100円でお願いします」
「話聞いてくださいよ。どうするんだって聞いてるんです」
「バトルスタート!」
店員は浦島を背中にセットアップすると、海の中をずんずんともぐっていきました。

 海の中にはまっ青な光が差し込み、昆布がユラユラとゆれ、赤やピンクのサンゴの林とあと何故かカードショップがどこまでも続いています。
「わあ、一部を除いて本当にきれいだな」
浦島が脇目も振らずサーチしていると、
やがて立派な幕張メッセに着きました。
「着きましたよ。このとても大きく何号館か言われてもにわかには把握できない建物が竜宮です。さあ、こちらへ」
「海浜幕張駅から近いんですね」
店員に案内されるまま進んでいくと、
この竜宮の主人の美しい乙姫(おとひめ)さまが、
壁には色とりどりにカラーコピーされたシェイミやテテフたちと一緒に浦島を出迎えてくれました。
「ようこそ、浦島さん。わたしは、この竜宮のオーガナイザーであり、厳正なるジャッジです。このあいだは店員を助けてくださりましたが、今回のチャンピオンズリューグでは一切容赦いたしません。バトルスタート!」
浦島は、竜宮の広間ヘ案内され、そして携えたデッキを腰から取り出しました。
浦島が用意された席に座ると、店員たちがガンスリンガー形式で対戦を申し込んできます。
ふんわりと気持ちのよい音楽が流れてはいるものの、
先1テテフミツルオーロットや後1フェザーアローブルブルパンチと
それは見事なぶん回りが続きます。
対するこちらはまったくサポートが引けず、
ここはまるで、逆に天国のようです。
そして、
「もう一戦お願いします今回回らなかったので」
「もう一戦お願いしますちょっと試したいことがあるので」
と、色濃い対戦や1パックテテフなどの開封を楽しみ、乙姫さまたちに言われるまま竜宮で過ごすうちに、三年の月日がたってしまいました。


ある時、浦島は、はっと思い出しました。
(家族や友だちは、どうしているだろう?)
そこで浦島さんは、乙姫さまに言いました。
「乙姫さま、今までありがとうございます。ですが、もうそろそろ家へウルトラロード」
「今さら?いいえ、認めません。かげぬい宣言中です」
「いいえ、レンジャーを使っておりますので」
 すると乙姫さまは、さびしそうに言いました。
「……そうですか。それはお名残惜しいです。では、おみやげに強化拡張パックを差し上げましょう」
「強化拡張パック?」
「はい。この中には、浦島さんが竜宮で過ごされた時に得た大切なものが入っております。
ですが一度開けてしまうと、それらがすべて無くなってしまいますので、決して開けてはなりませんよ」
「そんな懇切丁寧にイエスワンダータッチ。はい、わかりました。ありがとうございます」
 乙姫さまと別れた浦島は、シャカパチしつつ余韻に浸りながらまた店員に送られて地上へ帰りました。

地上にもどった浦島は、まわりを見回してびっくりとびだすなかみ。
「おや? わずか三年で、ずいぶんと様子が変わったな」
確かにここは浦島さんがジムバトルをしていた場所ですが、何だか様子が違います。
浦島の家はどこにもファイトアローンですし、出会う人もカーリーヘアで知らない髪型ばかりです。
「わたしの家は、どうなったのだろう? みんなはどこかへ、引っ越したのだろうか? ……あの、すみません。浦島の家を知りませんか?」
 浦島さんが一人の老人に尋ねてみると、老人は少し首をかしげて言いました。
「浦島? ……ああ、確か浦島という人なら七百年ほど前に海へ潜ったきりで、スカイリターンできなかったそうですよ」
「えっ!?」
老人の話を聞いて、浦島は思わずスチームアップ。
竜宮の三年は、この世の七百年にあたるのでしょうか?
「家族も友だちも、みんな死んでしまったのか……」
がっくりと肩を落とした浦島は、ふと、持っていた強化拡張パックを見つめました。
「そう言えば、乙姫さまは言っていたな。
この強化拡張パックを開けると、竜宮で得た大切なものが入っているが、それが無くなってしまうと。……もしかしてこれを開けると、自分が竜宮に行く前に戻れるのでは」
 そう思った浦島は、開けてはいけないと言われていた強化拡張パックを開けてしまいました。


モクモクモク……。
中からまっ白のけむりは出てきませんでしたが、代わりに5枚のカードと1枚の紙切れが出てきました。
「おおっ、これは」
紙切れには、こう書かれていました。
「接待用に1パックで出るカプテテフを差し上げましたが、帰りにこっそり返してもらいました。あなたにはこのキラもグッズもないパックがお似合いですよ」
確かにカードは5枚とも毒にも薬にもならないコモンとアンコだけでした。
かれのミスティックハートはもうこなごな。
浦島は絶望し、憤慨し、ぎゃくじょうしました。
あの楽しかった竜宮での三年が、次から次へと憎らしい思い出に変わっていきます。
「ああ、わたしは、竜宮へ戻らねばならぬ。家族の、そして友人たちのかたきを打つのだ」
お門違いもいいところですが、浦島はまたひとつ、新しい目的を見つけました。

竜宮にふくしゅうすべく、感情に任せて大暴れする浦島を、周りの子どもたちは嘲笑していました。

それはヨボヨボのおじいさんになるまで続いたのでした。

ターンエンド。
■case1


ぼく「これ僕のGXマーカーです」

相手「みかんですよね」

ぼく「GXワザを使ったら皮を剥きます」

相手「皮を剥く」

ぼく「対戦が終わったら食べます」

相手「食べる」




■case2

ぼく「これ僕のGXマーカーです」

相手「約30cmの木の板ですね」

ぼく「GXワザを使ったらこれを割ります」

相手「割る」

ぼく「木材なので粉が散ります」

相手「はい」

ぼく「すいません」

相手「はい?」




■case3


ぼく「これ僕のGXマーカーです」

相手「ほかほかのうな重ですね」

ぼく「GXワザを使ったらこれを食べます」

相手「はあ」

ぼく「ですが今日はGXのデッキを忘れました」

相手「はあ」

ぼく「食べていいですか?」

相手「ダメです」




■case4


ぼく「これ僕のGXマーカーです」

相手「コップ1杯の牛乳ですね」

ぼく「GXワザを使ったらこれをひっくり返します」

相手「やめろ」

ぼく「ですが今日はGXのデッキを忘れました」

相手「良かった」

ぼく「飲んでいいですか?」

相手「どうぞ」







#ぼくのGXマーカー
おじいさんはある日、60枚のデッキを作りました。
「はやい、つよい、デッキになれ。事故らない、勝ち抜ける、デッキになれ」
またたく間に60枚のデッキができあがりました。


おじいさんは、デッキを回そうとしました。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
 けれども、エネは引けません。

おじいさんは、孫を呼んできました。
「よし来た任せろ!」
おじいさんを孫が手伝って、デッキをおじいさんがシャッフルして。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
 それでも、サポは引けません。

孫は友達を呼んできました。
「わかった、パソコン通信入れる?」
それではレギュを違反してしまうので、丁重にお断りしました。
孫を友達が手伝って、おじいさんを孫が手伝って、デッキをおじいさんがシャッフルして。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
 やっぱり、エネは引けません。

友達はカードゲームショップで年下にだけイキってるオタクを呼んできました。
「えー? シェイミとキラまわしくれたら手伝ってあげてもいいよ」
オタクは店長に怒られました。
孫を友達が手伝って、おじいさんを孫が手伝って、デッキをおじいさんがシャッフルして。オタクはひたすら怒られて。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
 まだまだ、たねが引けません。

オタクはジャッジを捕まえてきました。
「こんなときくらいきちんと働けよ」
「言われる筋合いはないですね。警告を与えます」
オタクに警告が与えられました。
孫を友達が手伝って、おじいさんを孫が手伝って、デッキをおじいさんがシャッフルして。オタクはとうとう泣き出す始末。ジャッジはおもむろに笛を吹いて応援を始めました。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
 もはや当たり前かもしれませんが、バトルサーチャーが固まって初手にきました。


国やポケカ界隈から構築を知っている人をひととおり集めて回してみましたが、なかなかサポが引けません。
おじいさんはうーん、と首をひねり、ひとつ思いついたように手を打ち鳴らしました。
「そうだ、孫よ」
 ごにょごにょと孫に耳打ちすると、孫は大きく頷いて、一人の人を呼んできました。
「なるほどなるほど、サポが引けないと」
連れてこられたデッキ診断士が、したり顔で頷きました。
さらにムカつく顔して続けます。
「デッキの構築は20.20.20。ポケモンとトレーナーとエネルギーはこの黄金バランスで成り立っているよ」
白々しい理論を振りかざす診断士におじいさんと孫と友達とジャッジは唖然としていました。オタクは床で転がりながら泣きわめいています。

サポートの配分のこと聞いてるんだけどなあ、
質問に答えてくれないかなあ、とおじいさんは思いました。

この時点でクライマックスステージの参加人数が規定人数に到達。
セカンドステージ横でわちゃわちゃしていたおじいさん達は
2週目に参加することなくメガバトルを終えたのでした。


意気消沈したおじいさんは家に帰って軽くデッキを回してみました。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
とうとう、サポが引けました。

……




ポケとる(パズルゲーム)




……




ポケとらない(否定)




……




ポケとれ(命令)




……




ポケとれるなら(仮定)




……




ポケとってきて(依頼)




……




ポケとペケ(絵本)




……




ポケとルー(大柴)




……









本日は以上です。
むかしむかし、シンデレラと呼ばれているHP50くらいの美しい娘が暮らしていました。

たねポケモン時は貴族の娘だったのですが、1進化後は引き取られた意地悪な継母と連れ子である二人の姉のエレキサークルを受け、まるでスカイレックのシェイミEXのように扱われていました。

ある時、ティーチャーが城で盛大な大会を催すことになり、二人の姉は権利シートとトレード用の大量のスリーブを手配し幕張メッセ行きの始発で出かけていきました。

シンデレラも行きたかったのですが「ベンチがいっぱいです」と言われ連れて行ってもらえませんでした。

悲しくなったシンデレラは泣き出してしまいました。

すると、彼女に「シンデレラ」という名前を与えた「俺が元祖だ」とか抜かす2chの誰かがどこからともなく現れ、話題のファーストチケットと大阪への新幹線の指定席切符を手配してくれ、シンデレラは大会に参加できることになりました。

キラエネを貼り尽くされたドレス、「ビッグぼっちゃ」と油性ペンで書かれた馬車、30枚デッキがそれぞれひとつずつ入りそうなガラスの靴です。

最後に、誰かはシンデレラにシャカパチしながらこう宣言しました。

「12時を回ったら、馬車もドレスも靴もそれぞれ1枚ずつ選び、トラッシュ。その後山札を切る」

「えーと…はい、了解です、どうぞ」

シンデレラは、大喜びで大会会場へ出かけました。

さて、ゲロゲに草エネをしつこく剥がされ続けるも、かぼちゃの馬車はなんとか大会会場「レックウザ城バトル」に到着しました。
シンデレラは、たちまち権利勢をワンショットキルでなぎ倒し、物議を醸しながらも早々とクライマックスステージに進みました。

ティーチャーはシンデレラのデッキの構築に感動し、シンデレラのそばに駆け寄ると愛のジャッジを下しました。

「今年のボストンにあなたをご招待。ただし付き添いの方は自己負担」

夢のような海外での活躍の機会に、シンデレラは残り時間も確認せず舞い上がり、時計のチェックを忘れていました。

気がつくと、時計は12時を周り始めていました。

「フロアルールは守らなければ」

誰かと握ったルールを違反して出禁にされたくないシンデレラは、WCS参加権を握りしめダートじてんしゃで駆け出しました。
シンデレラを選手登録していなかったティーチャーは「身分証明書だけ見せてください」と引き留めましたが、シンデレラは「対戦ありがとうございました」そう言い残し山札を掘り進んでいってしまいました。後には間違えてハイボでトラッシュしてしまった美しいガラスの靴が1枚だけ取り残されていました。

ティーチャーは女性の選手票を振りかざし、各ジムバトル店舗をしらみ潰しに探すことにしました。ティーチャーは店舗に着くや否や参加者たちに声高々に宣言しました。「彼女を見つけたキミにはここでしか手に入らないプロモーションカード【MジュカインEX】をプレゼント!ポケモンEXは1枚デッキに入れるだけでグンと強くなるぞ!」と。

DP、Legend、BW、XYとポケカ歴の長い者から順に対戦しましたが、ガラスの靴を入れてるデッキは見つからないため、シャッフルしてターンエンドでした。シンデレラの姉たちの番になり、姉たちはガラスの靴を入れようとキチガイ構築しましたがデッキスペースが足りませんした。

そこへシンデレラが歩み出て、ガラスの靴をピン刺ししようとしました。

義理の姉たちはレギュレーション違反を訴えましたが、ティーチャーの「すべての娘に公平なジャッジを」との判定を守り、シンデレラは一人回しを始めたのです。

するとガラスの靴とシンデレラのデッキは、まるでビリジオンとゲノセクトのようにぴったりシナジーを構築できたのです。

大会MCのお姉さんは「今大会を制したのは、シンデレラです」と叫び、シンデレラを「城」へ再び連れていきました。

ティーチャーとシンデレラは、数日後にインテックス大阪で盛大な式を挙げ、参加者全員にジラーチが配られ、三日三晩ブルブルブルブルする対戦を楽しみました。

その後、心優しいシンデレラは積み込みイカサマ上等の義理の姉たちを許し、サポ事故することもなく幸せに暮らしましたとさ。

番を終わります。
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがデッキを構築していました。

おじいさんが山へシングルを買いに、おばあさんは川へジムバトルに行くと、川上からHP180を遥かに上回る大きな桃のプロモが流れてきました。

「こんな耐久型の桃はみたことがない。DNで報告して家で食べてみよう」

持ち帰った桃をハンマーヘッドで割ってみると、中から大きな赤ん坊をドロー出来ました。

「この子は桃太郎EXと呼ぶことにする。起源は俺」

すくすくと進化した桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんにワザを宣言しました。

「ここまで僕をアメ進化させてくださり、ありがとうございます。鬼ヶ島フェスタに始発でいって大会の列に一番乗り」

「きびだんご」というグッズを付与された桃太郎は【打倒イベダストランド】と書かれた旗とデッキケースを身につけて、鬼退治への参加権を入手ました。

桃太郎が店舗大会で2勝していくと、イヌというプレイヤーが現れました。

「きびだんごとこのライボルトEXSRを交換してくれたら、あなたとチームを組みます」

桃太郎の14時のあとの16時の大会にハシゴすると、向こうからサルが対戦を申し込んできました。

「もしこのターンにきびだんごを引けたら俺の勝ち、引けなかったらお前の勝ち」

サルのデッキからきびだんごはサイド落ちしていました。

また桃太郎が秋葉原を歩いていると、向こうからキジがTwitter経由で話しかけてきました。

「きびだんごというカードを探しています。どなたかトレードお願いします」

桃太郎は数々のチャレンジステージを乗り越え、鬼ヶ島まで合計6連勝(うち2回はワンキル)しました。

桃太郎は鬼と愛美さん達の登壇するステージでこう宣言しました。

「鬼の積み込みは許さない。公式にメールと電話で凸する」

桃太郎達の奥の手構築はタママニュのように跳びかかりました。

イヌはそのするどい牙で、鬼の腕にブラックバリスタ。

サルはそのするどいツメで、鬼の顔面をショットガンシャッフル。

キジはそのクチバシで、鬼の眼球をサポ事故に。

「うわあ、まいった。Tier1のメタゲームからはロストする。どうかサイド献上させてくれえ」

鬼達からキラエネを取り返した桃太郎達は、いつまでも幸せにジムバトル後にジョナサンや餃子に明け暮れましたとさ。



おしまい。

■その一

「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」


ザバス


女神「あなたが落としたのは金の銃ですか? それとも、銀の銃?」



「いいえ、ただの紙ですが金の銃が描かれているポケモンキャッチャーというカードです!」



女神「あなたは正直者です。ではこのカードはお返ししましょう」



「ありがとうございます!」



ベショリ



「あのう」



女神「は?」



「いや…これなんか…ベショベショなんですけど」



女神「池に落としたんですから、そりゃあ」




「ああ…ですよね…」




■その二


「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」


ザバス


用務員「これあんたの?」



「あ、はい」



用務員「ほれ」



「あ、ありがとうございます」



用務員「いい年こいてカードゲームねえ…正直どうかと思うよ私は」



「す、すいません…」



用務員「早く帰んなさい」



「すいません…」





■その三


「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」




……




「ああ…」



……



「今度から気をつけよう…」




■その一



「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」


ザバス


女神「あなたが落としたのはこの金の銃ですか? それとも銀の銃ですか?」


「はい、金の銃です」


女神「うそおっしゃい、紙きれでしょうが」


「あ、ほんとだ…」






■その二


「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」


ザバス


女神「あなたが落としたのはこの金の銃ですか? それとも銀の銃ですか?」


「いいえ、紙の銃です」


女神「紙の銃って、何?」


「…。なんだろう…」






■その三


「あああああ、せっかく手に入れたURのポケモンキャッチャーを池に落としてしまった…」


ザバス


女神「あなたが落としたのはこの金の銃ですか? それとも銀の銃ですか?」


「いいえ、ただの紙のポケモンキャッチャーというカードです」


女神「あなたは正直者です。ではこの黄金銃を差し上げましょう」


ズシリ


「ええ…?」


女神「この銃はかのドグラマギーラ星の独裁者オコレオの秘蔵の最終兵器」


( ゚д゚)


女神「ひと度トリガーを引けば半径30kmは焼け野原になり」


( ゚д゚)


女神「その威力は本気になれば星をも砕く」


( ゚д゚)


女神「ちなみに燃料はミカンの皮を除く生ゴミ」


( ゚д゚)


女神「あなたであれば扱えるはずです。きっと…きっと、その黄金銃で」


( ゚д゚)


女神「…仕方がありません、もう時間のようです。それでは、宜しくお願いします」



ザバス



( ゚д゚)








( ゚д゚ )








( ゚д゚)






「…重えな…」

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